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2020_0121
湯谷家のお節料理

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始は仕事をゆっくりと休み、特にどこかへ出かけるでもなく帰省してきた友人と食事をしたり、家族との時間を楽しみました。

時期的には今さらですが私たちのお節料理について、今回は書きたいと思います。

 

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母の手作り

お節料理は毎年、湯谷の母が手作りします。

お重の内容は
左:黒豆、かまぼこ、岩石卵、スイートポテト
中央:紅白ぷちぷち団子、のし鶏、ひりょうず
右:がめ煮(筑前煮)
です。

その年によって中央のお重の内容が変わることがありますが
基本的にはこんな感じです。

あとは数の子や、なます等を別の器に盛りつけています。

 

家族のための献立

お節の定番といえば
田作り、昆布巻き、伊達巻etc. あると思いますが
湯谷家のお節にはそれらは登場しません。
理由は単純で、家族が好きではなかったから。

お節料理にはそれぞれ意味があって、
それらを食べて新年を祝うのが
いわゆる日本の伝統ですが
それはさておき、正月に家族が美味しく食べてくれるように、
母が試行錯誤を重ねて今の献立に辿りついたのだとか。

母らしい自由な発想で、とても素敵だと思います。

結果、家族はみんなお節料理を楽しむようになり
毎年三ヶ日、「美味しいね」と言いながらお節を食べています。

フィンランドのクリスマス

私自身、お節料理に興味を持ち出したのは
フィンランドに留学してからでした。

フィンランドでは、お正月に代わるイベントはクリスマス。
一年に一度のイベントとあって
クリスマス前はなんだかみんなソワソワしていて
日本の年末の雰囲気と似ています。

 

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フィンランド滞在中、ホストファミリーに恵まれた私は
毎年のように彼らとクリスマスを過ごしました。

仕事は休暇、人々は田舎へ帰り
お店も閉店して、町は静まり返ります。
何をするのかといえば、家族そろって食事をするのです。

久しぶりの再会を喜んだり、たわいのない話をしたりする。
そんなアットホームな雰囲気がとても心地よく
家族で過ごす時間の大切さを学びました。
もちろん、フィンランドの伝統的なクリスマス料理の味も忘れられません。

 

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引き継いでいきたい、季節を感じる暮らし

帰国して、日本の良さを再認識することはたくさんあったのですが
正月とお節料理はその一つ。

家族揃って美味しい食卓を囲み、新しい年を迎える幸せを
フィンランドと母に教えてもらったと思います。

お節料理はまだ手伝い程度ですが
いずれは母の味を引き継いで、
「我が家のお節」と言えるものを築いていきたいなと考えています。

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