安濃の家の２年点検

2年前に完成した「安濃の家」の2年点検に行ってきました。（スギの下見板張りの経年変化っぷりはHPの写真をどうぞ）
相変わらずご家族の住まい方が素敵で、家とともに家族が成長していっていることが暖かく伝わってきます。
この日は建具の不具合の確認や、基礎の周囲のクラックの確認などを工務店の現場監督さんとともに行いました。こうして、訪れる機会が度々あることでお施主さんご家族に会えることがいつも楽しみなのです。

新規で設計依頼を頂いたお施主さん候補の方々にはこの住宅を見ていただく機会が多いです。豊かな周辺環境に対しての回答、ご家族に対して提案した間取りを体感していただくことで、心を掴んでくれる打率ほぼ10割！建築空間が百聞は一見に如かず、ということを教えてくれます。
ですので僕としてもこの住宅とご家族にはとても感謝しています。

そしてご家族からも「またいつでも連れて来てくださいね、家を片付ける良い機会になるので！」と言っていただけて助かっています、またパンを忘れず持ってお連れしますね。

下の２枚は竣工当時の写真。経年変化を感じる家にしたい、ということと、お施主さんが造園をされているので外壁のメンテも自分でできることを考慮してスギの下見板張りを採用しています。

僕たちの設計はいますでにある「〜〜風」な建物を作ろうとしていません。その土地に根ざした材料、工法、人材、そして文化から導き出される合理的な選択が美しい建築をつくると考えています。