メンドリジオ建築アカデミーの講評会に参加
2021年5月31日、スイスのイタリア語圏にあるメンドリジオ建築アカデミーの学部1年生の最終講評会(前の予選的な講評会)に呼んでいただき、心はスイスに行ってきました(Zoomにて日本時間の16~24時で参加)。
Valerio Olgiatiが長らくメンドリジオでは教鞭を取っていて、去年から学部1年生全体約120人のデザインスタジオを担当することになったとのこと。そこに、Olgiati教育を体現できる10人のアシスタントが12人ほどの学生を担当する。
(スイスはこのアシスタントシステムが本当にうまく機能している、羨ましい)
その10人のうちの1人、by JUNG として活動するNathan Ghringhelliから招待していただき、アトリエ・ギリンゲッリの12人の最終講評に参加させてもらいました。
学部1年生とは思えないプレゼンテーションと、各プロジェクトの質の高さ…久々にOlgiati教育に包まれた空気と慣れ親しんでいた英語の言葉の数々…いろんなことがフラッシュバックして気分はスイス時代に逆戻り。課題への惜しみない時間のかけかた(15週間かかっているそう)と、質を担保するためのアシスタントの学生を鼓舞する労力と情熱!!講評が終わって素直に感じた、やっぱり建築には夢があるなぁ…という想いをあらたに明日への活力をたくさんもらいました。
(ちなみに、Olgiatiの学生たちのインスタアカウントが始まっています。 valerioolgiati_students)
Nathanとは僕とは当時オールドタウンの同じ通り沿いに住んでいたり、仕事終わりにサッカーをしたり、バーに行って色々と語らったり、僕がスイスを出てからも何かと一番連絡を取っている仲だったので実現しました。コロナ渦となっていなければ、呼んでもらってなかったであろうと思うので非常に貴重な経験をさせてもらいました、Danke,Nathan!
今年は教育関連でお呼ばれすることが多く、特に後期は名古屋造形大学、九州大学芸術工学部の2校で住宅課題を担当させてもらいます。
学生と住宅について話し、一緒に歩みを進めることができるのはとても楽しみなのです。
↑写真は現場が追い込みの散策舎さんの新装工事。2021年7月11(日)に新装オープン予定です。
*アルバイトやオープンデスクは今でも募集中です。
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