tane.の家具みほん展

午前、設計が始まったばかりのお施主さんの現在のお住まいと暮らしぶりを見せていただくために津へ出張。
その後、家具作家tane.の松谷さんの初の個展、「tane.の家具みほん展」が行われているcafe ffee-coさんへ行ってきました。
来月には着工する住宅案件でキッチンを製作してもらうため、打合せを兼ねて松谷さんと合流して見せていただきました。
（会期中はcafeがお休みの日曜日のみ、松谷さんがいらっしゃいます）

安濃の家でのご縁以来、すでに何度かお仕事させてもらっていますが、松谷さんの手から作られる”らしさ”を纏う家具たちはずっと使い続け使い手たちとともに馴染んでいく家具たちです。
４ヶ月かけて作ったというテーブル、家具、スツール、チェストなど。
これだけの数を一度に作るのは大変だったろうけど、それでも１つ１つ楽しんで作ったんだろうという空気が家具に染み付いているように見えました。
奇抜になりすぎず、でもちゃんと作り手の痕を残しながら使い手が使い続けるための余白を持っている家具たち。
これは松谷さんのお仕事と僕たちの設計と似て通ずる部分だと思っていて、僕らの設計と松谷さんの家具との親和性は高いと思っています（勝手にね）。