一身田の家が無事にお引き渡し
「一身田の家」のオープンハウスが無事に終わりました。初日はイキクッカの設置をしながら建築仲間や学生さんたちに来ていただき、2日目も最終的には途切れることなく内覧に来ていただけたので念願の昼寝をする暇はありませんでした、ありがとうございました。
毎度オープンハウスをやろうかやらまいか、悩みます。遠方から来てくれる設計仲間もいるのですが、わざわざ見にきてもらうのは申し訳ないな、と思ってしまうからです。しかし、この住宅の成り立ちかたやプロセスを何度も話していくと、しっかりと考え設計していったことがフラッシュバックしてきます。そして、いろんな方からのフィードバックをもらうことがとてもとても貴重で大切。次への糧になります。
住宅というのは極めて個人的な特殊解の結晶のようなものなのですが、我々のような設計者はそれだけではなく社会になにかしら繋がる部分をつくっていかなくてはなりません。住宅が批評性を持てるかどうか、とても大切なことなんだなーとヒシヒシと感じています。とはいえ、映画好きのMさんご夫婦がソファで気持ちよく鑑賞しつつ安らげることも同じように大事。
本質からはブレず、僕たちらしい設計を心がけていきたいし、これからも続けていきたい。
撮影は全てSIGMA fp+ 24mm F3.5 DG DN Contemporary