「青の造形」での登壇
少し前になりますが、鳥羽市立”海の博物館”にて開催していた 青の造形 展に絡む「建築家の翻訳力」という講演会で登壇させてもらいました。
敬愛する内藤廣さん設計の海の博物館には、小さいころから通っていましたし三重県が誇る建築です。そんな憧れの場所で講演をさせてもらえる機会をいただけたことがとても嬉しかったです。
アトリエワンの貝島桃代さん、GGDLの前田茂樹さんという大先輩のお二方の漁村地域での取り組みも聞かせてもらい、今後の南海トラフを睨んだ防災計画とを含めながらの設計提案や活動についての助言を頂くことができました。
僕は答志島ブルーフィールド、天望山レイフィールド、オウサツキッチン0032について、設計へのアプローチとそれを取り巻く人々や活動についてお話しさせてもらいました。
数人の方に分かりやすかったと言っていただきホッとしました。
直前までスライドの準備をしていて、関係者のみなさんに再度確認しておくべき情報や写真提供などをお願いさせてもらい、あらためてたくさんの人と進めてきた、そして使ってもらっている場所なんだと感慨深い思いにふけりながらのスライド作成でした。協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
肝心の青の造形の展示ですが、30分ほどでは時間が足りないほど彼らの調査とその熱量と純粋な姿勢に圧倒され、圧巻の見応えでした。
学術的な調査だけにおさまらず、展示方法とグラフィックのまとめ方が秀逸です。
ここだけにとどまらず、もっとたくさんの場所に巡回してほしいなーと思っています。そして図録がぜひ欲しい…
主催の下田先生とは2年ほど前からやりとりをさせていただきました。
ほぼ手弁当でこの企画をやってしまうという漁村への熱量には頭が下がります。
何度か打合せや飲み会をご一緒させていただき、今後もお付き合いが続いていける仲になれて良いご縁をいただきました。
企画の撤収の際には、ちょうど時間が合い伊勢に立ち寄っていただき竣工間近の住宅などをご覧いただきました。
そこでも漁村にちなんだ地形や路地などのキーワードを織り込みまぜながらレビューをいただき嬉しく思いました。
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